世界史の授業方針について
世界史担当 河野愛一朗
1 世界史の入試実態
a)国公立入試
<センター試験>
・・・科目数;5教科7科目など
【特徴】
@基本知識を問う問題/但し、“ヨコ”の見方ができるかどうかが重要(本年度)
A全てマーク
B世界史に関していえば、時間余裕
<二次試験>
・・・英数国地歴による2教科から4教科5科目まで。
【特徴】
@知識自体は基本的
A記述式(難関大では論述)
→つまり、答え方が難しい。
【対策】
・・・科目数が多いので、意外と正答率は高くない。論述はそれなりの対策をすれば、それほど難しくない。
b)私立入試
・・・基本的に英・国・社(・数・小論文)などによる3科目。英語の配点が高く、それに比して地歴・公民の社会は配点が低い。
【特徴】
@マニアック
A単一式
→覚えているか覚えていないかに依存するところ大
【対策】
・・・難問(悪問)は、合格者でもあまり出来ていない。但し、社会という科目の性質上、それなりに準備してくる受験生たちは、皆、ある程度は出来る。すなわち、差がつかない=世界史で合格が決まることはあまりない。よって、英数国(差がつきやすい科目)には存分に時間を投資して実力を伸ばすべきだが、世界史に関しては効率的な勉強法(時間をかけすぎず、合格する水準を着実に押える。
2 授業方針
1を踏まえたうえで私の世界史の授業方針は、マニアック極まりないものを網羅するようなことはしない。
【理由】
@
きりがない
A
覚えられない
@
そうでなくても十分受かる
A
忘れてしまう可能性が大。基礎的な部分が抜けていく恐れがある。
効率的な勉強法ができるよう入試における頻出事項を授業で取り上げる。すなわち、現実の入試を最大の着眼点とした授業を行う。その内容をまとめたものが、私のプリントであり、それを毎週、復習することによって、確実に習得していってほしい。また、忘れそうな内容は、模試の勉強の一環で再度、復習することを強く薦める。
3 その他
【必須書籍】
●
山川用語集(世界史B)を各自購入すること。
【強く薦めるもの】
●
山川出版社/よくでる世界史B一問一答
●
浜島書店/ニューステージ 世界史詳覧
☆入試問題研究
4 国公立入試問題より
a)2006年度センター試験
b)国立入試問題より
@2005年度東京大学前期
A2005年度一橋大学前期
5 私立大学入試問題(一般)より
@慶応 法学部(B) 2005年
A早稲田 商学部 2005年