2005.10.18.(TUE)

Aiichiro Kohno

今日の要点 No.19 『近代ヨーロッパB』

 

1 ドイツ絶対主義

 

a)ドイツ30年戦争 (1618〜1648)

 

@    原因

1. ____________後も新教諸侯と旧教焼諸侯との対立

2. 旧教の皇帝(___________家)の新教弾圧

 

A    展開

 

【発端】 1618年の________の新教徒の反乱

 

1. ドイツ国内の新教徒諸侯と、__________家の皇帝による旧教徒連盟間の戦争(ベーメン・ファルツ戦争)

2. 新教側として__________が参戦し、イギリス・オランダが資金援助。旧教勢力に_________が参戦する。

3. 新教側に___________が参戦し、_____________王が活躍する。対して、旧教側は傭兵隊長____________を擁し、これを撃破する。しかし、彼は皇帝に疑われ暗殺される。

4. 新教側に、旧教国であるはずの_________(国王;________、宰相;__________)が参戦する。ところが、国王が変わり_________が即位すると、__________の乱発生により、戦争継続が不可になったため、1648年、_____________条約を結び、終戦した。

 

 

☆ 【____________条約】

『神聖ローマ帝国の死亡診断書』、史上初の多国間条約

 

(イ)          ドイツで__________派の公認

(ロ)           ドイツ諸侯にほぼ完全な主権が認められる

・・・領邦国家体制の完成、神聖ローマ帝国の有名無実化

(ハ)         アウグスブルクの宗教和議の再確認

(ニ)         スウェーデン、フランスの領土拡張

 

B    意義・結果

 

1. 国内戦争・宗教戦争が国際戦争・政治戦争に発展し、新教側優位で終結した。

2. ドイツの分裂の確定

3. フランス革命に至るヨーロッパの国際情勢を規定

 

C    影響

 

1. ________(________家)の国際的進出

⇔___________家勢力の後退

2. ドイツ国土の荒廃→産業が破壊され、近代化が遅れる原因となる

3. スウェーデンの発展

 

b)プロイセンとオーストリア

 

@    プロイセンの成長 〜____________朝〜

 

1. 王国成立まで

 

(1) 東方植民→______________・・・新教を受容

        →___________公国(____________家)の成立

(2) ___________伯領(選帝侯領)

・・・新教を受容し、_____________家が相続

(3) 2)が1)を併合し、同君連合を結成

・・・30年戦争で勝利し、領域を拡大する。

(4) 1701年に王号獲得

 

2. ____________世(兵隊王)

 

イ)  ___________戦争でオーストリアを支持し、王号を獲得

ロ)   _______戦争でロシア側に参戦し、領土を拡大(二スタット条約)

ハ) プロイセン絶対主義体制の確立

(1)           土地貴族(________)の存在

・・・直営地で農民の賦役を使って大規模農業経営(___________)

→穀物生産が発展し、輸出産業となる。

・・・また、_____や_____に採用され、支配階級となる。

(2)           軍国主義の確立

   ・・・農民への賦役を兵役に切り替え、常備軍を編成する。これは、国家への奉仕を最優先させる一種の国民軍である。

 

3. ___________2世(大王)

【啓蒙専制政治】

イ)  ________思想の影響を受ける 

cf;__________と親交

・・・聖書や神学などの人間の理性的な思考を束縛するものを排除し、新しく理性に基づく物の見方を作ろうとする思想

cf;啓蒙専制君主

・・・大王の他、オーストリアの___________、_________、ロシアの___________など

ロ)   上からの改革

・・・後進国であり、市民階級が育っていないために、君主自ら改革に努める。

cf;『君主は国家第一の下僕』

ハ) 絶対君主として富国強兵に努める

ニ) 文化の育成(フランス文化の導入)

cf;サンスーシ宮殿

 

 

 

 

 

 

 

 

A    オーストリア王国の確立 〜___________朝〜

 

1. 30年戦争以後は自国の経営に専念

2. 1638年、_____________を第2次ウィーン包囲で破り、1699年、__________条約でハンガリーを獲得

→ドイツ人、マジャール人、チェック人の多民族国家を形成

3. ____________戦争で、フランスを破り、ラシュタット条約で南ネーデルランドを獲得

4. カール6世が、皇女の相続権を確保

 

B    プロイセンとオーストリアの対決

1. _____________戦争(1740〜1748)

 

(1)           国王に___________が即位するが、これにドイツ諸侯が反対

(2)           プロイセン国王__________がオーストリアの________を占領

(3)           フランスは________、イギリスは__________に味方し、海外で植民地戦争(ジョージ王戦争)を繰り広げる。

(4)           __________の和約で終結

 

1. ________戦争(1756〜1763)

 

(1)           マリア=テレジアがシュレジエンの回復を目指し、宿敵_______家の_______と結ぶ(______革命) その他、スウェーデン、ロシアがオーストリア側に付く。

(2)           ________はプロイセンに結び、________と海外で植民地戦争

【北米】 ___________戦争

【インド】 _________の戦い

・・・いずれも_________が勝利

(3)           プロイセンは追い詰められたが、ロシア皇帝エリザベーターが死去し、後継のピョートル3世が単独講和し、形成が逆転して、プロイセンの奇跡的勝利

    →シュレジエンの領有確定

 

 

 

2 ロシア絶対主義 〜ロマノフ朝〜

 

a)ロマノフ朝成立まで

 

○ ノヴゴロド国

○ キエフ公国(9C〜13C)

  cf;10Cにウラディミール1世がギリシア正教に改宗

○ キプチャク=ハン国の支配(13C〜15C)

 

<_________大公国の自立>

@ ____________

・・・初めて________(皇帝)の称号を用いる

←ビザンツ文化を引き継ぐ

 

A ____________ 『雷帝』

・・・_________の称号を正式使用、農奴制強化、大貴族弾圧と中央集権化

● __________によるシベリア遠征→開拓へ

 

b)ロマノフ朝

 

@ ____________

1613 全国会議で皇帝に選出され、ロマノフ朝を創設する。

 

☆ ____________の乱

 

A ____________(1682〜1725)

 

1.清と___________条約を結び領域確定

・・・外興安嶺を国境とする

2.西欧大視察団を派遣、同乗し、西欧文化の輸入、近代化を行う。

3.______戦争を行い、スウェーデンからバルト海の派遣を奪う(__________条約)

→首都;____________の建設

cf;『西方への窓』

B ____________(1762〜1796)

 

1.7年戦争でプロイセンと和した夫ピョートル3世を廃して即位

2.啓蒙専制君主の一人として数えられる

  ←ヴォルテールの影響

3.______制の廃止を求める_________の乱

  →鎮圧し、これをさらに強化し、基礎とした専制国家が完成

4.___________分割を主導する

・・・開始時の他の皇帝は、プロイセン;___________、オーストリア;_________

→3回の分割によりポーランド滅亡

cf;第2回目時に___________による抵抗

5._________同盟を提唱し、アメリカ独立運動を応援

6.______政策

(1) オスマン=トルコから__________を奪う

(2) オホーツク海に進出し、千島を占領

→日本に_________を派遣して通商を求める。

cf;大黒屋光太夫

 

 

3 植民地戦争と世界貿易

 

a)海上権の推移

 

b)16C

 

@ポルトガル

1.アジア貿易独占 

・・・拠点;______

2._______の植民地化

 

Aスペイン

1.中南米の植民地化 

・・・____を独占

2._______の植民地化

 

c)17C

 

@オランダ

1.ポルトガルに代わり、アジア貿易を独占

・・・拠点;コロンボ、_______

2.インドネシアのジャワ島に_________を建設

・・・アジア貿易の中継基地とする

3.北米に植民地(ニューネザーランド)建設

・・・拠点;_____________(現在の_____________)

 

 

 

Aイギリス

1._________会社によるインド(________帝国)への進出

・・・拠点;________、_________、_________

2.北米に植民地建設

(1)__________植民地

(2)__________植民地

・・・ピューリタンであるピルグリム・ファーザーズによる

3._______戦争に勝利

・・・北米から_________を追放

→____________建設

 

Bフランス

1._________会社によるインド進出

・・・拠点;__________、___________

2.北米に植民地建設

・・・_________(現在の__________州など)、________

 

d)18C

 

<英仏植民地戦争>

・・・インドと北米が舞台。欧州の戦争と連動(その中でも英仏は対立)。

時期

欧州戦争

植民地戦争

条約

17C末期

ファルツ継承戦争

ウィリアム王戦争

ライスワイク条約

18C初期

_______戦争

アン女王戦争

______条約

______条約

18C中頃

_______戦争

ジョージ王戦争

______和約

18C後半

_______戦争

_______戦争

______の戦い

______条約

 

@ユトレヒト条約

西→英;___________とミノルカ島

仏→英;ハドソン湾地方、ニューファンランド、アカディア

 

 

 

Aパリ条約(7年戦争)でイギリスの最終的勝利確定

1.______________戦争

・・・北米でイギリスが勝ち、フランスから________とミシシッピー以東の_________を獲得する。

2.__________の戦い

・・・イギリスは大勝利の結果、インドで優位に立つ。フランスはインドから撤退。

 

Bイギリスの勝因

1.イギリスで__________を達成し、______主義が発展し、植民地の重要性をより一段認識していたから。

2.フランスが_______移住であったのに対し、イギリスは_______の地として植民地を建設したから、植民地を死守する気持ちはより一段強かった。

3.フランスが______での戦いを重視したのに対し、イギリスは_______での戦いに全力投球した。

 

 

4 絶対主義時代の文化

 

a)芸術・文学

 

    バロック式・・・豪壮・華麗

    ロココ式・・・繊細・優美

美術

バロック式

エル=グレコ

西

『受胎告知』

ルーベンス

官能的 『レウキッポスの娘たちの掠奪』

ファン=ダイク

チャールズ1世の宮廷画家 肖像画

ベラスケス

西

肖像画 風景画 『ブレタの開場』

レンブラント

市民生活が題材 『夜警』

ロココ式

ワトー

雅宴画

音楽

バロック

バッハ

近代音楽の創立者

ヘンデル

バロック音楽

古典派

モーツァルト

交響曲 歌劇

文学

古典主義

コルネイユ

古典悲劇

モリエール

古典喜劇

ラシーヌ

古典悲劇 ルイ14世に仕える

ピューリタン文学

ミルトン

『失楽園』

風刺文学

デフォー

『ロビンソン=クルーソー』

スウィフト

『ガリバー旅行記』

建築

バロック式

ヴェルサイユ宮殿

ルイ14世が建設

ロココ式

サンスーシ宮殿

フリードリヒ大王が建設

 

 

b)思想・科学

 

哲学

イギリス経験論

●経験を重視 ●帰納法

F=ベーコン

「知は力なり」 『新オルガヌム』

ロック

 

大陸合理論

●理性を重視 ●演繹法

デカルト

「我思う、ゆえに我あり」 『方法叙説』

パスカル

「人間は考える葦」 『パンセ』

スピノザ

ユダヤ系 『エチカ』

ライプニッツ

微積分法の発見

政治思想

王権神授説

●王権は神から授けられたもの ●絶対王政を正当化

ボシュエ

ルイ14世の絶対主義を正当化

自然法

●自然法とは人間が生まれながらにして与えられた永久不変の法であり、他の法に優越する。

グロティウス

国際法の父『海洋自由論』『戦争と平和の法』

社会契約説

●人民の契約によって、人間の自然な状態から社会・国家が成立

●王権神授説を非難する市民階級の政治思想となる

ホッブズ

『リヴァイアサン』 絶対君主を擁護

ロック

『市民政府二論』 名誉革命を絶対化

啓蒙思想

●理性を重要視し、全ての伝統的偏見・慣習・不合理な社会制度を打破しようとした思想

モンテスキュー

三権分立を唱える 『法の精神』

ヴォルテール

『哲学書簡』 啓蒙専制君主と親交

ルソー

人民主権を主張『社会契約論』『エミール』

(百科全書派)

ディドロ

『百科全書』を編集

ダランベール

経済思想

重商主義

●絶対王政を維持するための統制的経済政策

●重金主義、貿易差額主義、産業保護主義から成る

トマス=マン

重金主義を非難し、貿易差額主義を主張

重農主義

●富の源泉を農業生産とする

ケネー

『経済表』

テュルゴー

大革命前の財務長官

古典派

●自由放任主義、自由貿易

アダム=スミス

『諸国民の富』

自然科学

ハーヴェー

血液の循環

ボイル

気体の膨張 ボイルの法則

ホイヘンス

光の波動説 振り子時計を発明

ニュートン

万有引力の法則 『プリンキピア』 微積分法

フランクリン

独立戦争の駐仏大使 避雷針の開発

リンネ

植物分類学

ビュフォン

『博物誌』

キュビィエ

動物分類学

ラボアジエ

質量不変の法則 大革命で処刑

ヴォルタ

電池の発明

ジェンナー

種痘法を発明

 

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